翼がない種族。手先が器用で体力が多いのが特徴。
浮島に適応するために進化したとされており、翼の民を「陸地を捨てた者」と蔑む者が多い。
翼の民との遺伝関係は不明で、ヒトの民の間に翼の民が生まれることも少なくない(逆もまたしかり)
浮島で生活する建物や生活用品など、ヒトの民の開発なくしては生活の維持は困難とされている。
特に島から島へ渡るための「空船」はヒトの民最大の開発と言われている。
家系による階級が主軸となっており、貴族の子は貴族、平民の子は平民として生きるのが普通。
翼の民に対抗するために、捕虜となった民を人体実験に利用しているという噂もある。
翼の生えた種族。体力は少ないが動物的感覚が優れているのが特徴。
体のどこかに対の羽を持ち、空で生きる為に進化したとされている。
ヒトの民を「旧人類」と蔑む者が多い。しかし体力の低さやヒトの民の作りだす物に頼って生活しているのも事実であり、共存でないと今のところは生きていけない面もある。
翼こそが彼らの価値であり、翼で全ての階級が決まる。翼の枚数・珍しさが階級の目安になっており、殆どの者は2枚翼である。逆に片翼や翼を落とした者は迫害される傾向にある。
翼は体のどこにでも生える可能性があり、内臓に生えている者もいる。
翼の民をさらに増やすために、人工的に翼の民を生み出す実験をしている。
翼の民が生み出した人工的な翼を持つ者。
植物の翼が特徴で、切り落とされても再生する。
通常の翼の民にはない体力と器用さを持つが、人工的に生まれたため非常に短命。
最期は植物に全身を乗っ取られ、翼に呑みこまれるように死亡する。
伝承だけに残る幻の翼の民。
その翼は夜空をちりばめたように美しく、骨組は星座のように輝いている。
まさに星を背負っているかのような翼をもち、不定形の翼はどんな傷を受けようと立ちどころに修復される。空が尽きぬように、星の翼も決して尽きることはない。
…と伝承に残されている。