龍の伝説


かつてこの空は「龍」と呼ばれる種族が支配していた。

巨大な体に雄大な翼を持つ種族で、空を悠々と飛びまわっていた。

しかし神の鳥と争い、七日七晩の争いの後、龍は空の彼方へ堕ちていった。

それ以降、この空から龍は消えた。しかし彼らは確かに存在したのだ。

時折翼の民の中に、龍の翼を持つ者が生まれるのが、きっと彼らの存在を証明してくれる。

 

もしかしたら龍は、ヒトの手の及ばぬ場所で生きているのかもしれない…。