命の危機、耐えがたい苦難、理不尽に訪れた哀しみ…
あらゆる意味で人生に行き詰った人達の前に独楽は現れる。
独楽に魅入られた者たちは、その手をとって彼女を愛する為だけに生きていく。
独楽が導いた子たちは、駒鳥の巣と呼ばれる世界に案内される。
独楽が作り出した世界で、森に囲まれた館で皆生活している。
定住しているものもいれば、宿のように時折訪れる者もいる。
独楽に導かれないと入れないが、一度入れば出入りは自由。